CFOのFintech日記

Fintech、ネットビジネスを少々

飲食店のレバレッジの掛け方

飲食店を例に、レバレッジの掛け方を考えてみよう。

実力のある小さな寿司屋で、カウンター五人のキャパで、客単価三万円としよう。一日に二回転すると、年商は、五人×二回転×三万円×二十日×12か月=7200万円。

原価率四割、家賃一割、雑費一割、人件費一割、だと利益が二千万円位となる。

 

レバレッジの掛け方を、人、モノ、カネ、情報から考える。

人を増やしても店のキャパは増えない。できるのは、デリバリーだが、高級店の場合はうまくいかないだろう。

モノのレバレッジはどうか?著名店だと大手の食品会社やコンビニとタイアップして、○○監修というやり方もあるが、長期的にはブランド毀損のリスクがあり、リスクに見合うリターンもないだろう。

カネによるレバレッジは飲食店の場合は、想起しにくいが、例えば飲食店への投融資があげられるが未公開のビジネスへの投資は特殊で、あまりピンと来るものではない。

情報によるレバレッジはどうか?これは、いろいろある。料理教室を開催するのは一つの方法だが、労働集約的でレバレッジ効果は低い。本を書く、noteで売る、アプリ課金とかもそうだが、いずれもレバレッジ効果は低そうだ。もっとも、こういったやり方はマーケティング戦略としては有効だろう。

いずれのやり方も決めてに掛ける。となると、情報をうまく使い、店のブランド価値を上げた上で、どこかに売却するのが手っ取り早いだろう。PSRで三倍で評価してもらえると二億円でexitできよう。