CFOのFintech日記

Fintech、ネットビジネスを少々

企業売却とPSR

私は企業を売却することによって、数億円を手にしたい。数億円を手にできるのであれば、それよりも多額の売却金額は求めない。その代わり、その期間は短ければ短いほど望ましい。投資用語を使うと「所有期間利回り」重視ということになろうか。

そのためには、どのようなことを考えるべきか?

まずは、valuation的な観点から考えてみよう。時価総額数億円、未上場となるとPSRが使いやすい。PSRとは、price to sales ratioの略称で、時価総額÷年間売上高である。通常だと、1倍代が目安である。

実際、M&A Bankのサイト情報を見ると、一般的なネイルサロン、美容院、飲食店等の店舗が売りに出されている。売却希望価格はPSRでいうと1倍が一つの目安となっている。例えば、売上が1000万円のネイルサロンだと、売却希望価格は、800から1200万円といった具合だ。

もちろん、それでは話にならない。PSR10倍位を目指さなければ短期、例えば、2年以内の数億円での売却は望めない。

それでは、PSRを高めるには、どういったビジネスをどのような方法で行えば良いのか次回に考えたい。